離婚を申立てた側の私がこんな事を言ったら旦那は怒るでしょうか。
多分、思いもよらず離婚を言い出された旦那は大きな失恋というか、ある日突然消えた妻子を思うと相当苦しい日々を送ったのではないかと想像しています。
今はもう何のかかわりもなく、私を思い出すこともないかもしれないと思いますが・・・
昔の記事にも書いたかと思いますが、私が離婚を決意するまでに5年かかったわけで、旦那は司法の力を借りて1年半で受け入れた(?)のですから、私より優秀なのかもしれません。
私のまわりには40歳くらいの独身の男性も数人います。
彼らは恋をしては別れを繰り返し、多分また恋をするのでしょうが、冬が近づいているこの頃は「夜の自宅に灯りがある暮らしが恋しいね」なんて弱気な事もたまにいいます。
そんな時に旦那を思います。
同棲していた頃、長年1人暮らしだった旦那は仕事が終わって家に帰ってくるのをとても楽しみにしていました。
玄関の灯りと温かい夕食は1人に慣れた旦那の幸せの象徴でした。
そういえばあの頃はまだ幸せでした。
私の心にいつもあの頃の旦那がいました。
家を出る当日も玄関と部屋の灯りをつけて逃げました。
離婚を覚悟した女が、荷物をまとめて夜逃げをしようとしているのに今更旦那の為の灯りを気にするなんておかしいですが、それが私が旦那にしてあげられる最後の思いやりだったのかもしれないと今では思います。
旦那を恨んでいないという私を友人達は不思議そうに見ていますが、私は結婚生活の中で恐怖と苦しみと憎しみを使い切ったのかもしれません。
「あの人が死んでくれたら楽になれるのに」
そう思ったことはあの生活の中で何度もありました。
夕食の支度を終え、掃除も洗濯も終わった旦那の帰りを待つための時間に、息が苦しくて居てもたってもいられなくてそう思っていました。
私の逃げ場を無くしたのは旦那でしたが、旦那から逃げ出し自由を選んだ自分への罪悪感が別居後の憎しみを消したのかもしれません。
初心忘れるべからず
もしも私も旦那も出会った頃の思いやりを持ち続けることが出来たら離婚しなかったかもしれませんね。
もう10年も経つんですね。私も大人になりました。
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